尼崎、USBメモリー発見後の続報

兵庫県尼崎市で全市民の特殊詐欺などに利用されるかもしれない重要な個人情報が入ったUSBメモリーの紛失事案は、状況の重大性を鑑みた警察の協力を受けた紛失した本人が、マンションの敷地内で無事に発見したと報道されていました。

しかしながら本日の夜になり業務を委託した企業の「協力会社社員」ではなく、「協力会社が更に委託した会社の社員」が、USBメモリーを紛失したとの続報が入りました。

公的機関の業務を委託する体制の見直しが為されそうですが、尼崎市が委託企業の人員構成を把握して虚偽の報告が発覚した時に、どのような罰則が妥当なのか等は議論になるのでしょうか。

6月27日になり続報として尼崎市による賠償請求が視野に入れるとの報道です。業務を委託されたBIPROGY社から再委託された企業の名前も報道されました。

自治体の情報関連業務は受託企業から再委託される問題は議論されそうですが、USBメモリーを自治体の所有物以外は使用できなくする方法があり得そう。

USBメモリーからデータ移行後に記憶内容を完全に消去したか確認する場合に、委託企業の所有するUSBメモリーのチェック手順を想像してみればどうなるか?自治体の所有するデータの出し入れを記録するUSBメモリーの使用が一案かも。

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