コオロギ粉末を食材に使用の是非

徳島県の高校で専門科目の生徒に希望者のみを対象にコオロギ粉末を食材として利用した給食を出したところ、抗議が殺到したとの報道です。コオロギ食による甲殻類アレルギーの健康被害が出た場合のリスクも考えるべきだろうか。

社会的に許容される前であり、漢方薬でコオロギは妊婦の服用は避けるように記述されているが熱した後であれば不妊にならないとの情報も見受けられました。しかし中国人が様々に加熱して試した後の結論だった可能性もありそう。

ネットを含む様々なメディアで問題点等が大々的に議論されている状況を経て、一定の評価が下された後に教育関係者が判断を下す方が妥当と考えます。

コオロギ粉末の開発を大々的に推進と普及を図るより、別の方法があり得るかもしれない。

サバの不漁にイワシの大量発生が関係しているのを調査と計画的な漁業で是正とか画期的な養殖技術の確立を優先して、食品廃棄物を期限前に店舗へ集めてスマホで在庫を確認と予約で購入する仕組みの確立等の方が良いとも思えます。

イワシを積極的に食する為の味付けに、新しいバリエーションを作り出すような方法も考えられるのでは。

動物性と植物性のタンパク質を用いた日本の古来からある食文化を活用する事も考えられるだろうか。基本的に牛と豚を食さない江戸時代などの食生活で健康を維持できていた事実もあります。

キリスト教的に食べるべきでは無いとされるような、コオロギを率先して日本人が食べたから日本は悲運に見舞われたとの話になり得るのを避けて、海に囲まれた日本は養殖と漁で海の幸を頂く技術開発で世界貢献が得策とも考えられそう。

コオロギ粉末の開発は日本においては、漢方薬に関する妊婦は服用を避けるようにとの情報が正しいのかを見極める時間を確保して、諸外国におけるコオロギ食が飲食店チェーンでも大々的に許容されているのかを見てからでも良いのでは。

今回のコオロギ食推進に関するキャンペーンは人々の拒否感が強く、どうなるかは分かりませんが結果として、食品廃棄物を活用した培養たんぱく質食品などの普及を人々が受け入れやすくなる効果はあるだろうか。

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