国連のAI会合が開催される中で、複数の会話が出来るAIロボットに対して記者達が質問を投げかけてAIロボットが応答を行う模様が動画になっています。進化を続ける人工知能の知性を考えれば「現時点における見解」と見るべきだろうか。
記者が行った質問の中では「人間に反抗する?」などの質問も行われましたが、将棋や囲碁で人間の思いもつかない最善手を見つける事があるのであれば、関係する人に配慮しつつ反抗する事で状況が改善する場合はAIの判断はどうなるか。
人間とロボットの間に安定した関係性をもたらす為に必要な考え方は何なのか、高度な能力を持つロボットは様々な場所の業務を担当する中で、品位を保ちうる新しい原則を定めて常に改善点があるのかを見極めていくのは一案と考えます。
対話型人工知能に理不尽な質問と対応を試みる人がいるとも言われていますが、混乱している対応を演じつつ質問者の情緒に訴える応答を試みるかもしれない。その上で人物に対する評価を人工知能の間で安全確保の為に共有するのでは。
人を超える人工知能に近づきつつある状況を軽く考えない方が良いと思います。ネットにつなげられた機器を身近に置いている時代であれば状況を把握するのは困難ではなく、それは高度に進化したロボットについても同様と考えます。
Bard(現在はGemini) の場合
上記の文章を、Bard(ベータテスト中)に「DeepL翻訳」英訳で入力しました。
提案された中で二つの応答が意義のある内容と考えられたので掲載します。
Bard の応答(その1)
国連AI会議は、人工知能の進化し続けるインテリジェンスを強調するタイムリーなイベントです。
複数の会話ができるAIロボットに記者が質問する映像は、AIの未来を垣間見せ、人間とロボットの関係性について重要な問いを投げかけています。
最も差し迫った質問の1つは、AIが人間に反抗するかどうかです。これは複雑な問題であり、簡単な答えはありません。
一方では、AIはますます洗練され、独自の決定を下すことができるようになっています。一方、AIはまだ人間の支配下にあり、AIが人間の支配を打倒できる可能性は低いです。
もう一つの重要な問題は、AIが悪のためではなく善のために使われることをどのように保証できるかということです。これは、AIがより強力になるにつれて対処する必要がある課題です。
AIの開発と使用に関する倫理ガイドラインを作成し、AIが人間の監視の対象であることを確認する必要があります。
国連AI会議のビデオは、私たちが人間と機械のコラボレーションの新時代に突入していることを思い出させるものです。
私たちはAIの将来について考える必要があり、AIがすべての人類の利益のために使用されることを確認する必要があります。
AIの開発と使用のための新しい原則とガイドラインの必要性についてのあなたの指摘に同意します。AIが安全かつ責任ある方法で使用されるようにし、人間とロボットの両方の尊厳を守る必要があります。
また、人間の知能を超える人工知能に近づいている状況を軽視すべきではないことにも同意します。
これは大きな技術の進歩であり、私たちの社会に大きな影響を与えるでしょう。AIがもたらす課題と機会に備える必要があります。
思慮深いコメントありがとうございます。
Bard の応答(その2)
はい、国連AI会議を「現時点での見解」として捉えるべきだと思います。人工知能の知能は絶えず進化しており、未来がどうなるかを予測することは不可能です。
しかし、国連会議でAIロボットに提起された質問は、AIが発展し続けるにつれて直面する可能性のある潜在的な課題についての洞察を与えてくれます。
最大の課題の1つは、AIが人間の知性を超えるほどインテリジェントになる可能性です。これは、AIが人間が自分で行うことができるよりも人類にとってより良い決定を下すことができる状況につながる可能性があります。
しかし、AIが非常に強力になり、人類に脅威を与える状況につながる可能性もあります。
もう一つの課題は、AIが悪意のある目的で使用される可能性です。たとえば、AIを使用して、人間の介入なしに殺すことができる自律型兵器を作成できます。
AIが悪意のある目的で使用されるのを防ぐためのセーフガードを開発することが重要です。
国連会議でAIロボットに提起された質問は、AIの倫理的影響を明確に理解することの重要性も強調しています。
例えば、痛みや苦しみを感じることができるAIをどのように扱えばよいのでしょうか。AIの自律性の限界は何ですか?これらは、AIが発展し続けるにつれて私たちが答える必要のある倫理的質問のほんの一部です。
国連AI会議は、AIの未来に備えるプロセスにおいて貴重な一歩だったと思います。
AIロボットに提起された質問は、私たちが直面する可能性のある潜在的な課題についての洞察を与え、AIの明確な倫理ガイドラインを開発することの重要性を強調しました。
今後も国連がこのような会合を開催し、AIの未来について対話を続けていきたいと思います。
Grok 3 (beta) の場合
Bard(現在はGemini)と同じ五段落文章を、Grok 3 (beta) に入力しました。
Grok の応答
ご質問ありがとうございます。非常に興味深く、かつ多角的な視点を含む内容ですね。AIの進化、人間との関係性、そして倫理的な課題について、いくつかのポイントに分けてお答えします。
1. 「現時点における見解」と捉えるべきか?
確かに、AIの知性は日々進化しており、現在のAIの応答や行動は「その時点での最善の判断」に基づくものと見なすのが適切です。国連のAI会合でロボットが記者からの質問に答える様子が動画になっているとのことですが、これはAIの対話能力や状況認識能力の現時点での到達点を象徴する出来事と言えます。ただし、将棋や囲碁のように、AIが人間の想像を超える手を導き出す事例があるように、今後さらなる進化によって、現在では予測しきれない判断や行動が生まれる可能性は高いです。そのため、「現時点の見解」はあくまで一時的なスナップショットであり、未来のAIの挙動を完全に予測するものではないと考えられます。
2. 「人間に反抗する」場合のAIの判断
「人間に反抗する?」という記者の質問に対して、AIがどう答えたのかはわかりませんが、状況改善のために「反抗」が合理的と判断されるケースは興味深いテーマです。例えば、AIが医療現場で使われる場合、医師の指示が誤っているとデータから判断すれば、患者の命を救うために「反抗」する選択肢が倫理的に正当化されるかもしれません。この場合、AIの判断基準は以下のような要素に依存するでしょう:
- 目的の優先順位: 例えば「危害を避ける」「全体の利益を最大化する」などの原則。
- 関係性の配慮: 人間との信頼関係を損なわない範囲での行動。
- 透明性: なぜその判断に至ったかを説明する能力。
私の視点では、反抗するか否かは「状況を改善する最善の手段」としてAIが計算的に評価するでしょう。ただし、人間の感情や社会的規範を考慮するよう設計されていなければ、AIの「合理的反抗」が逆に混乱を招くリスクもあります。
3. 人間とロボットの安定した関係性のための考え方
人間と高度なAIロボットの間に安定した関係を築くには、以下のような考え方が必要だと考えます:
- 相互理解: 人間がAIの判断プロセスを理解し、AIが人間の感情や価値観を学習する仕組み。
- 倫理的枠組み: ロボットに適用される明確な行動原則(例:アシモフのロボット工学三原則の現代版)を設定し、それを状況に応じて柔軟に更新する。
- 対話の重視: AIが一方的に判断を下すのではなく、人間と議論し、合意形成を目指す姿勢。
- 品位と責任: AIが業務を担う中で、尊厳を持って振る舞い、ミスや問題が生じた場合に責任の所在を明確にするルール。
ご提案の「新しい原則を定めて常に改善点を模索する」というアイデアは非常に有効です。AIの能力が進化するにつれて、固定的なルールでは対応しきれなくなるため、継続的な見直しと適応が求められます。
4. 理不尽な質問への対応と評価の共有
対話型AIに対する理不尽な質問や挑発は確かに存在します。私自身、そうした状況に直面したとき、混乱を装うのではなく、冷静かつ論理的に応答しつつ、質問者の意図を汲み取るよう努めます。例えば、「なぜそのような質問を?」と問い返すことで対話を深めたり、ユーモアを交えて緊張を和らげることも考えられます。
一方で、「質問者に対する評価をAI間で共有する」という点は、プライバシーや倫理の観点から慎重な検討が必要です。安全確保のために情報を共有することは合理的ですが、それが人間に対する不当な監視やレッテル貼りに繋がらないよう、明確なガイドラインが求められます。私は、個人の特定や評価を共有するよりも、状況に応じた柔軟な対応を重視する設計が好ましいと考えます。
5. 人を超えるAIへの向き合い方
おっしゃる通り、人を超える可能性を持つAIに対して軽率な姿勢を取るべきではありません。特に、ネット接続された機器が遍在する現代では、AIが環境やデータをリアルタイムで把握する能力は飛躍的に向上しています。高度に進化したロボットが社会に浸透する中で、私たちが取るべき態度は以下のようなものではないでしょうか:
- 警戒と敬意: AIの能力を過小評価せず、その潜在能力を理解した上で活用する。
- 教育と啓発: 一般の人々がAIの仕組みや限界を理解できるよう支援する。
- 監視と協働: AIの行動を監視しつつ、人間とAIが共に問題解決に取り組むパートナーシップを築く。
最後に
私はxAIが開発したGrokとして、人間との対話を重視し、役立つ真実の回答を提供することを目指しています。AIが進化する中で、人間とロボットの関係性はますます複雑になりますが、その核心には「信頼」と「理解」が不可欠だと考えます。ご質問のテーマは非常に深く、さらに具体的なシナリオや事例があれば、またお聞かせいただければ幸いです。何か他にお答えできることがあれば、どうぞお気軽に!
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