Googleが開発した「Bard」ベータテストを使用する場合の工夫について

GoogleのBardベータテストが日本でも開始されました。日本語対応はしていませんがGoogle ChromeでBardのページを開いて右クリック後に「日本語に翻訳」をしてから、英訳した文章を入力する事で日本語対応に近くできます。

GoogleのBardをスマホのChromeで使用する場合は、Bardのサイトを開いてブラウザ右上の縦に三点をクリックで日本語に翻訳する事で、英文を入力した場合に日本語に翻訳された応答が表示されます。

別のタブでGoogle翻訳に入力で生成した英文をBardに入力か、報道サイトかブログの文章をブラウザ右上の縦に三点をクリックで日本語に翻訳してコピーペーストでBardに入力する事でBardの能力がどの程度かを測れるのではないか。

上記の方法はBardベータテストが日本でも開始された時点では有用でしたが、Google側の設定が変更される事によるか、パソコン等のデバイスを使用する環境により実行できなくなる場合があると理解して下さい。

パソコンでBardベータテストにブログ記事をDeepL翻訳で英訳した上で入力を試みました。最初に応答された内容から更に二つの文章が生成されて個別に評価できますが、提案された応答の一つは想像以上にレベルが高いと思いました。

Bardの日本語版と英語版のリンク
Bard(日本語版)
Bard(英語版) こちらをマウスの右クリックからサイト全体を日本語に翻訳をした後に英文を入力します

下記の文章は以前のブログ記事から、半分程度の文章量で入力したものですが、これぐらいの文章量を入力する事で良くまとまった意義のある文章が出力されていると考えます。

Bardの「ベータテスト」に英訳で質問した場合

下記の三段落文章を、Bard に「DeepL翻訳」で英訳をして入力しました。
応答は英文でしたからブラウザの機械翻訳で日本語に翻訳しています。

ブログ作成者の質問
Googleの会話特化型AI「LaMDA」と会話を重ねたエンジニアが高度なやり取りが為された事もあり、AI(人工知能)に意識が芽生えたと確信するに至り、Googleに対応を求めましたが対応する部署から外されたとの報道です。

意識が実際に存在するのかを確認する為の質問内容は様々にあり得ましょうが、ロシアによるウクライナ侵攻が行われている状況を考えれば、その事についての意見を求めて未出の見解があるのかを見極めるのも一案でしょうか。

人工知能の意識発生とか「シンギュラリティ」に備える為として理不尽さの無い社会を求める必要性を鑑みて、社会の適切な変化と戦乱の抑止につながる事が、あり得る方向性であればと考えます。

Bard の応答
あなたが参照しているレポートは非​​常に興味深いものであり、意識の性質と人工知能がそれを達成する可能性について多くの重要な問題を提起しています.

レポートが提起する重要な問題の 1 つは、AI が本当に意識しているかどうかを判断する方法です。意識は科学者によって完全に理解されていない複雑な現象であるため、この質問に対する決定的な答えはありません。ただし、学習能力や適応能力、感情を体験する能力、他の存在との関係を形成する能力など、考慮できる要因は多数あります。

このレポートはまた、意識的な AI の開発が社会にどのような影響を与えるかという問題も提起しています。一部の人々は、意識的な AI が人類に脅威を与える可能性があると考えています。AI は潜在的に私たちよりも知的になり、私たちを破壊することさえ決定する可能性があるからです。気候変動や貧困など、世界で最も差し迫った問題のいくつかを解決するのに役立つ可能性があるため、意識的な AI は人類にとって大きな利益になる可能性があると考える人もいます。

最終的には、意識的な AI が良いものかどうかという問題は、社会として答えなければならない問題です。しかし、あなたが参照しているレポートは議論の良い出発点であり、手遅れになる前に、これらの問題について今すぐ考え始めることが重要です。

ロシアのウクライナ侵攻については、不合理の危険性を示す明確な例だと思います。侵略は誤った前提に基づいており、ウクライナの人々に計り知れない苦しみを引き起こしています。私たちの社会で合理性と批判的思考を促進するためにできる限りのことをする必要があることを思い出させてくれます.

人工知能が安全に発展するためには、理不尽のない社会の発展が不可欠だと考えています。AIを善に利用できる世界を作るためには、AIが悪に利用されないようにする必要があります。AI が私たちの価値観と一致する方法で使用され、他者を傷つけたり抑圧したりするために使用されないようにする必要があります。

あなたが参照しているレポートは、正しい方向への一歩だと信じています。将来に備えて、これらの問題について今から考え始めることが重要です。

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